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 医学部 医学科
 第一解剖学
 
顔写真 教授
西   真弓
nishi mayumi

Tel.0744-29-8822

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職歴
1991/05/15-1992/03/31  京都府立医科大学・研修医 
1997/04/01-1998/05/31  京都府立医科大学医学部・医学科・助手 
1998/06/01-2005/03/31  京都府立医科大学医学部・医学科・講師 
2005/04/01-2007/03/31  京都府立医科大学医学部・医学科・助教授 
2007/04/01-2009/07/31  京都府立医科大学医学部・医学科・准教授 

出身大学院
京都府立医科大学  博士  医学研究科  外科学  1997/03/31  修了  国内   

出身学校
京都大学  薬学部    1980/03/23  卒業  国内   
京都府立医科大学  医学部    1991/03/03  卒業  国内   

免許・資格
薬剤師  1980/04/01   
医師免許  1991/05/20   

教育・研究活動状況
私たちの研究室では神経・内分泌系を中心とした機能形態学的研究を行っており、なかでも「ストレス応答」をキーワードに、ステロイドホルモンとその受容体の研究を中心に据えています。最近は、幼少期の成育環境が脳の発達や可塑性に及ぼす影響について、遺伝子と環境との相互作用を切り口に、分子から行動レベルまで生物階層性の段階を追って研究を進め、幼少期成育環境と精神疾患などとの関連性の分子基盤の解明、さらに生育後の精神疾患の予防・治療法の開発を目指しています。
 医学の基礎研究における発見は、忍耐強く積み重ねられた長い努力の結晶です。新しい発見はめったにあることではありませんが、それだけに発見した時の喜びは格別なもので、まさに心躍る瞬間です。そうした新たな発見を目指して、活発な議論を交わし、知的興奮を分かち合いながら研究成果を世界に発信し、共に研究していく熱い仲間を求めています。   

研究分野
神経解剖学・神経病理学 
解剖学一般(含組織学・発生学) 
神経内分泌学 

キーワード
神経科学一般、神経解剖学・神経病理学、神経内分泌学、内分泌学
ストレス応答、視床下部、ステロイド受容体、バイオイメージング 

研究テーマ
幼少期のストレスが脳の可塑性に及ぼす影響  母子分離、視床下部ー下垂体ー副腎系、グルココルチコイド、扁桃体、海馬、分解条床核、c-Fos、ペリニューロナルネット  2007-  急速に変化する現代社会における家族構成の変化は、親子関係、特に母子関係を中心とした社会環境に大きな影響を与えており、幼少期の養育環境の劣悪化などのストレスが、視床下部-下垂体-副腎皮質系などのプログラミングに影響を及ぼし、成長過程及び成長後の脳の機能・構造に重大かつ継続的な諸問題を引き起こし、成長後にうつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、薬物依存などに罹患する確率が上昇することなどが報告されている。しかし、幼少期の一過性のストレスが生涯にわたって行動に影響を及ぼす分子基盤は未だ完全には解明されていない。そこで本研究では、母子分離ストレス負荷モデル動物を用い、幼少期ストレスが発達期および成長後の脳に及ぼす影響を、遺伝子と環境との相互作用を切り口に、分子から行動レベルまで生物階層性の段階を追って研究を進め、幼少期養育環境と精神神経疾患などとの関連性の分子基盤の解明、さらに生育後の精神神経疾患の予防・治療法の開発を目指す。
細胞外マトリクスと脳の可塑性  細胞外マトリクス、ペリニューロナルネット、視床下部、神経ペプチド、ウロコルチン3、エンケファリン、外側中隔、不安様行動  2010- 
神経機能分子の蛍光分子イメージング  GFP、生細胞イメージング、in vivoイメージング、共焦点レーザー顕微鏡、二光子レーザー顕微鏡、初代神経培養、グルココルチコイド受容体(GR)、ミネラルコルチコイド受容体(MR)、インポーチン、FRET、FRAP、FCCS、細胞質ー核輸送、ストレス応答、日内リズム  1999-  本研究代表者は、一貫して中枢神経系におけるステロイドホルモンおよびその受容体の作用について機能形態学をベースに研究を進め、これまでにGRおよびMRとGFP(green fluorescent protein)あるいはその色変異体との融合蛋白を作成し、培養細胞系における受容体の生細胞内ダイナミクスを、FRAP(fluorescent recovery after photobleaching)やFRET(fluorescent resonance energy transfer)などの手法を用いて可視化して解析する研究方法を確立した2,3)。しかしながら、ストレス応答や日内変動などでダイナミックに変化するホルモン環境に対し、脳内でこれら受容体がどのような挙動を示し、遺伝子発現の制御をしているのか、個体レベルでは全く解明されていないのが現状である。そこで本研究では、これまでの培養細胞系での研究成果を踏まえ、コルチコステロイドの日内変動、ストレスの強さや種類などの違いに応じて、GRとMRがいかにして神経突起、細胞質および核の間を行き来するのか、核内でホモダイマーとヘテロダイマーをどのように使い分けて標的遺伝子の転写を調節するのかなどを、GFPとの融合蛋白のノックインマウスを用いて、FRET、FRAPならびにFCS(Fluorescence correlation spectroscopy)/FCCS(Fluorescence cross correlation spectroscopy)などの技法と二光子レーザー顕微鏡を組み合わせたシステムにより、“生きている脳内”において、単一神経細胞レベルで時空間特異的に解析し、明らかにすることを目的とする。

著書
PTSD- Brain mechanisms and clinical implications  2006  Springer, Tokyo  29-36  Kawata M, Nishi M, Matsuda K, Sakamoto H, Cui H, Yoshii T     
Development and Steroid Hormone Action  2001  CRC PRESS LLC, USA  273-286  Kawata M, Nishi M, Matsuda K, Ogawa H, Ochiai I, Yoshida M     
Molecular Steroidgenesis  2000  Universal Academy Press Inc.Tokyo, Japan  401-404  Kawata M, Nishi M, Yoshida M, Ogawa H, Matsuda K, Ito T, Morimoto M, Ozawa H     
Management of Pain a World Perspective  1998  S. Erdine. Bolonga  361-365  Maegawa Y, Hosokawa T, Itoh T, Nisihi M, Yaegashi K, Morimoto T, Tanaka Y     
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論文
A new area of the mouse anterior hypothalamus involved in septohypothalamic circuit.  Horii-Hayashi N, Sasagawa T, Nishi M*  Interdisciplinary Information Science  大学・研究所紀要  共著  21, 243-251  2015       
Developmental and structural variety of the chondroitin sulfate proteoglycans-contained extracellular matrix in the mouse brain.  Horii-Hayashi N, Sasagawa T. Matsunaga W, Nishi M*  Neural plasticity  学術雑誌  共著  256389  2015    10.1155/2015/256389   
A newly identified mouse hypothalamic area having bidirectional neural connections with the lateral septum: the perifornical area of the anterior hypothalamus rich in chondroitin sulfate proteoglycans.  Horii-Hayashi N, Sasagawa T, Hashimoto T, Kaneko T, Takeuchi K, Nishi M*.  Eur J Neurosci  学術雑誌  共著  42, 2322-2334  2015       
Differences in elements between intact and disrupted human ligamenta capitum femorum.  Shinohara Y, Kumai T, Higashiyama I, Tanaka Y, Takakura Y, Nishi M, Azuma C, Minami T, Tohno Y  Biol Trace Elem Res  学術雑誌  共著  160, 161-168  2014       
Distribution of corticosteroid receptors in mature oligodendrocytes and oligodendrocyte progenitors of the adult mouse brain.  Matsusue Y, Horii-Hayashi N, Kirita T, Nishi M*  J Histochem Cytochem  学術雑誌  共著  62, 211-226  2014       
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研究発表
シンポジウム  Effects of early life stress on brain plasticity.  第89回日本生理学会大会  2012/03   
シンポジウム  Effects of early life environments on the brain plasticity.  The 7th AOSCE Congress  2012/03   
講演  光るタンパク質  藤島高校コアSSHプログラム「福井県にゆかりのある科学からノーベル賞の科学へ」  2012/01/29   
ゲストスピーカ  Visualization of corticosteroid receptor interactions in living cells with GPF-based FRET.  日本組織細胞化学会 第10回日中合同組織細胞化学セミナー  2011/10   
講演  Effects of early life adverse events on brain plasticity  The First ASIA-PACIFIC Conference on Integrative Behavioral Science with Sino-Japan Integrative Symposium of Behavior and its Neuro-Mechanism  2011/07   
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担当授業科目
組織学総論 
組織学総論実習 
人体解剖学実習 
解剖学(内臓学) 
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所属学会
日本解剖学会 1993-現在  国内
理事 2015-現在
解剖体委員 2011-現在
評議員 2009-現在
日本神経内分泌学会 1999-現在  国内
理事 2012/04/01-現在
評議員 2003-現在
日本神経科学会 1993-現在  国内
男女共同参画委員 2006-現在
将来計画委員 2006-2011
日本組織細胞化学会 2000-現在  国内
男女共同参画委員会委員長 2012-現在
将来計画検討委員 2010-現在
評議員 2003-現在
日本細胞生物学会 1999-現在  国内
北米神経科学会 1994-現在  国外

委員歴・役員歴
日本学術会議 第23・24期 連携会員

日本学術振興会 学振特別研究員等審査会専門委員 平成22年〜

日本学術振興会 国際事業委員会書面審査委員 平成22年〜

文部科学省「分子イメージング研究戦力推進プログラム」公募審査委員会委員
平成22年〜